建設・解体業
産業廃棄物処理業
PCB分析
PCB廃棄物は処分期限が迫っています。
トランスやコンデンサなどを廃棄処分する前に含有分析をしておく必要があります。
特徴
POINT1
適正処理のサポートまで行います。
POINT2
PCB含有塗膜のGC/HRMS等の質量分析計による測定に対応できます。
PCBとは?
PCBとはポリ塩化ビフェニル(Poly Chlorinated Biphenyl)の略称で、人工的に作られた主に油状の化学物質です。水に溶けにくい、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなどの特徴に加え、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油や熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていました。
しかし、脂肪に溶けやすいという性質から体内に徐々に蓄積し、様々な症状を引き起こすことが報告されており、現在は製造・輸入ともに禁止されています。
PCBを含む製品
絶縁油 | 高圧トランス(工場・ビルの受電設備、発電所の変圧器)、高圧コンデンサ、低圧トランス、低圧コンデンサ |
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安定器 | 蛍光灯器具(オフィス・教室用等)、水銀灯器具(高天井用・道路用)、低圧ナトリウム灯器具(トンネル用) |
その他 | 塗膜、感圧複写紙(感圧紙)、シーリング材 |
PCB含有塗膜
PCBは一部の塩化ゴム系塗料の可塑剤として添加されていたことが知られている。当該塗料は高度成長期の橋梁や建築物等の鋼構造物の塗装に使用され、現在、その構造物は修理や改築が必要となってきている時期です。
2019年10月に「低濃度PCB含有廃棄物に関する測定方法(第4版)」(環境省)が発表され、分析方法としてGC/HRMS等の質量分析計による測定のみに指定されています。